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知られざる(?)ペンギン 【中高】

はじめましてこんにちは。72期の植草です。

 

「自宅で楽しむオモシロ知識」第四回のテーマはペンギンです。

 コウテイペンギンのヒナのイラスト

ペンギンは多くの動物園や水族館で飼育されている超有名な鳥です。その愛らしい姿やよちよち歩き、もふもふ感に魅了された方も多いのではないでしょうか。しかし彼らはあまり知られていない生態を持っています。今回はそれを紹介していきます。

 

○ペンギンのすむところ○

ペンギンといえば南極!というイメージがありますよね。しかし実際、多くのペンギンは南極にはすんでいません。

 

例えば日本の多くの動物園などで飼育されているフンボルトペンギン。皆さんも一度はその姿を見たことがあると思われますが、彼らは温帯であるチリやペルーにすんでいます。日本の気候と大きな差のない地域です。

 フンボルトペンギンのイラスト

また、ガラパゴスペンギンという種類のペンギンはその名の通りガラパゴス諸島で暮らしています。赤道直下のあっっっつい地域です。

 

ペンギンはすべてが寒さに耐えているわけではなく、それどころか雪さえ見たことのない子たちもいるのです。

 

 

○意外とパワフル○

よちよちと歩いていてどこか頼りない感じのするペンギンですが、実は驚異的なパワーを持っています。

 

突然ですが、お手元に交通系ICカード・Suicaはありますか?電車やバスに乗る際に使うアレです。そこにペンギンが描かれていますよね。そのペンギンのモデルはアデリーペンギンというペンギンで、最高時速40キロで泳ぐことができます。日本に住む人なら一度は見たことがあるようなかわいらしいそのペンギンは、水の中を凄まじい速さで泳いでいるのです。

アデリーペンギンのイラスト

さらにペンギンのスピードを生み出す翼、フリッパーと呼ばれるその部分はとても硬く力強く、人間の腕を折ってしまうこともあるとか。「ペンギン最高!ぺちぺちして!」とか思っているそこのあなた。今一度考え直してください。

 

 

○鋭いクチバシ○

ペンギンは普段、アジなどの魚を食べて生きています。そのため、えさを獲るためのくちばしはとても鋭くなっているんです。時にはペンギンが飼育員さんにかみついて流血騒ぎ、なんてことも。「ぺちぺちがだめなら甘噛みを!」とか思ったそこのあなた。つらい気持ちは痛いほどわかりますが、涙をのんで諦めましょう。

 

 

○最後に○

いかがだったでしょうか。今や多くの場所でみられるようになったペンギン。しかしその見た目とは裏腹に、意外な生態を持っているのです。次にペンギンに会う際にはその反則級の可愛さだけではなく(もちろんそこが一番重要ですが)こんな生態も持っているんだなあと思いだしていただければ幸いです。

 

それでは!