あなたの近くの『生きた化石』【中高】

こんにちは。72期の植草です。

「自宅で楽しむオモシロ知識」今回のテーマは「生きた化石」です。

 

「生きた化石」と聞けばどんな生き物を思い浮かべますか?シーラカンス?カブトガニ?どちらも正解ですが、実は身近なところにも「生きた化石」はいるんです。

 

 

○そもそも生きた化石って何?○

生きた化石とははるか昔からその姿を変えていない生き物を指す言葉です。ほかの生物が多様な進化を遂げる中頑なにその姿でい続けた者たち、それらをまとめて生きた化石と呼称します。

 

 

○イチョウ○

日本のいたるところで見られるイチョウ。豊多摩高校にもイチョウ並木がにありますね。そんなイチョウですが、実は恐竜が跋扈していた時代からずっと姿を変えていません。我々が飽きるほど見ている植物をはるか昔は恐竜が食べていたと思うとわくわくしますね!

 イチョウの枝のイラスト

実はイチョウはとってもタフなんです。自動車の排気ガスなどの公害をものともせず、火にも強いため防火の役目も果たすほどです。中には樹齢千年を超えるものも。はるか昔から生きているのも納得です。

 

 

○黒いアイツ○

その名はとても私の口からは言えませぬ。気づいたらそこにいる、黒いアイツです。彼らも生きた化石と呼ばれています。その姿と異常なまでの機動力、加えて信じられないほどの生命力で多くの人間を恐怖のどん底に落としてきた彼らは、三億年も前から姿を変えていません。それほど長い時間を生き抜いたと思えば彼らを見る視線も変わ……りませんね無理です。

 

そんな彼らですが、寒さには弱いとか。現に北海道には彼らは生息していません。どうしても見たくない方は北海道に移住するというのもひとつの手です!

 

 

○レッサーパンダ○

今や多くの動物園で飼育され、かなり身近になってきたレッサーパンダですが、数千万年前から現在の姿で生きていました。しかし現在は絶滅危惧種に指定されていて、さらなる個体数の減少が危惧されています。そのため日本の動物園では飼育数を増やす努力を続けています。

 レッサーパンダのイラスト(立った状態)

レッサーパンダはもともと肉食の動物ですが、氷河期に食料が減少した影響で竹や果実などを食べるようになったと言われています。生存の秘訣は食べ物のこだわりを捨てたことにあるのかもしれません。

 

 

○最後に○

いかがでしたか?生きた化石は真っ暗な海の底や深いジャングルの中だけでなく、意外と近くにいるのです。もし今回紹介した生き物を見かけたら彼らが太古の大地に生きる姿を思い浮かべてみてください!

それでは!